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マラリア闘病記その1 [マラリア闘病記]

 部屋の片づけをしていたら、随分前に書いた日記が出てきた。

 せっかくなので、BLOGに残しておくことにしよう。

 ・・あれは、96年の冬休み。ザンビアに行ったあとのことだった。

 仕事の打ち合わせで、他の現場に行っていた時に寒気を感じていた。すごく寒かった。

 その次の日、できた写真を見せながら、1杯お酒を飲んで、来週から秋田へ出張に行くはずだった。

 だけど、その晩から、強烈な震えが来るほどの寒気と、高熱に襲われた。

 とてもじゃないが、でかけられなかった。

 もしやこれが、マラリアか?

 そう思って、病院にイエローカードを持って、いった。

 だけど、医者の判断は、

 「ただの風邪ですよ」

 と風邪薬を処方されて帰ってきた。

 おかしいと思いつつ、そのまま寝ていた。だけど、一向に治らない。

 毎日パジャマをとり変えても治らない。

 食欲もなくなり、 部屋に光をとりいれるのも嫌になって寝ていた。

 ・・・このままじゃ、死ぬ。

 

 そう思って、すがる思いで、医者に行った。

 そしたら、

 目まで黄色いです。黄疸がでています。とのことで、緊急処置。

 おしっこ用のチューブがはめられ、血液検査。

 これは、、、と、救急車に乗せられて、都内の病院へ搬送された。

 ストレッチャーに乗って、というところまで記憶がある。

 あとは、

・・・ 瀕死の境をさまよっていたそうだ。

 その日の夜。

 母は、親類を呼ぶようにと言われ、

 おかしくなっている私をみんなが囲んでいたそうだ。

 意識がない自分。

・・・

 なんとか、夜中に目を覚ますと、看護婦さんの気配。そんな夜が何日も続いた気がする。

 ふと気がつくと心臓には心拍数を測るものが張りつけられて、鼻からチューブが通されていた。

 何にも知らない間に、なんだかおかしなことになっていた。

 目覚めたのはいつだったのかよく覚えていない。

 医者から

「お名前は?」ときかれて、こたえた。

 「ここはどこ?」といわれて、わからなかった。 どこですかと聞いて、そのあと、もう一度ここは?

 ときかれたら、「わからない」と答えた。

 

 脳に障害がでていた。

 

 算数をやる。

 簡単な計算だ。

 「100-7は?」と延々と繰り返していく。だけど、93-7からこたえられない。

 わからない。

 沢山の幻覚を見る。

 それを医者に伝える。

 幻覚とも思ってもいなかった。

 それが、本当に存在するって思っていた。

 部屋に監視カメラがあるとか、窓の外から誰かが覗いているとか、

 本当にそう思っていた。

 それが、私の病気との付き合いの始まりだったように思える。 

 

マラリア闘病記 その1 http://20050105.blog.so-net.ne.jp/2012-01-15-2 

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oko

え・・・そんな事があったんですか?
想像しただけで怖いです・・・・。
健康の有り難みを今、改めて感じました。
by oko (2012-01-16 06:17) 

Hirosuke

すぐに自分でマラリアを疑ったのに、医者ってダメですね。
by Hirosuke (2012-01-16 07:15) 

楽しく生きよう

書いていただいてありがたいと思います。
by 楽しく生きよう (2012-01-16 08:39) 

zoo

たいへんな目にあってたんですね。
by zoo (2012-01-16 08:48) 

ぴーすけ君

ザンビア大使館、ウチからすぐのとこにある。。。
まだまだ発展途上の国ですよね。
by ぴーすけ君 (2012-01-16 11:01) 

春分

すごいことを越えてきたもんだなー。死ななくて良かった。
こんな深刻な内容のコメント欄に書くのもなんですが、
ご質問のあった件、地面に餌を埋めるのはヤマガラとかオナガとからしいです。
by 春分 (2012-01-16 12:05) 

Rita

こんにちは。
そのようなことがおありだったのですか。
大変な思いをされたのですね。
お元気になられて、本当によかったです。
by Rita (2012-01-16 13:22) 

斗夢

医者の診断が納得行かないときは別の病院に行けと云われたことがある。
by 斗夢 (2012-01-16 16:01) 

SORI

大変な思いをされた上にいまだに影響があるとはマラリアは怖い病気ですね。
私もインドの地方都市に行ったときはマラリアを媒介する蚊にはすごく気を遣いました。外出する場合でも宿舎の自分の部屋は思いっきり冷房を入れっぱなしにして蚊取り線香も電子式と渦巻式の両方を24時間つけていたことを思い出しました。

by SORI (2012-01-16 22:13) 

secretariat

凄い体験ですね。
続きが気になります。
by secretariat (2012-01-17 07:38) 

あーちゃ

>okoさん
よくよく考えてみるとすごいものだなあと思いました。
でも辛いことって忘れちゃうものなんですねー

>Hirosukeさん
ま、そんなものでしょう。そういう病気になれている病院にいかないといけなかったんでしょうし。

>楽しく生きようさん
まだまだ続きますので、、、、

>zooさん
ここまでひどくなる前に処置すればたいしたことないんですけどね。。

>ぴーすけ君さん
えー、そうなんですか?そうそう、まだまだ発展途上の国です。

>春分さん
そんなこともあったんですよ。人生いろいろです。
うーん。近所の人の目撃情報によるとカラスだとか。。。
お花がやられちゃって、無残な状態になりました。。ショックです。

>Ritaさん
当時は、医者をうらみましたが、だけど、友人の大切さを知れたのでいい体験でした。

>斗夢さん
うちは、田舎なので、当時、地元の一番大きな病院にいきました。それ以外って町医者しかないんですよ。。。

>SORIさん
もう、影響はないですよ。すっかり治ってますw
蚊は、こわいですよね。それから、アフリカに行く時はものすごく注意してます。

>secretariatさん
まだまだ続きますのでお楽しみにw

by あーちゃ (2012-01-21 13:03) 

カエル

こんにちは、このシリーズ最後まで読ませてもらいました。
マラリア怖いですね。
私も僻地と言う所が好きでザンビアも行きましたし、以前インドネシアで気持ちの悪い皮膚の病気にかかったことがあり、駒込病院に行った事があります。結果感染症ではなかったのですが。
今は回復されておられるのですよね、よかったです。
本当に怖いですね。でもすごく勉強になりました。
気をつけます。
by カエル (2012-01-22 07:40) 

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